今は昔。

知り合いからちょっとアナルの好きな女性を紹介してやると云われし男の語(こと)。

 


 

 

じゃあ今日は会社に誰もいないから、

 

会議室でやろうみたいなことになって。

 

 

———なぜ?

 

 

すると、その女性がめっちゃめちゃ太い、

 

真っ黒なバイブを持ってきてたんですよ。

 

 

「これ入れて」みたいなことを言ってたんですけど、

 

攻めてるうちに向こうがノってきちゃってね、

 

 

僕のにそれを入れたんです。

 

 

そしたらね、ほんとにきつくて。

 

なんか入れ終わった瞬間から、顔が真っ青になって40度ぐらい熱出ちゃって、

 

 

———えー。

 

 

そのまま会議室に倒れちゃって。

 

たぶん雑菌か何か付いてたんでしょうね。

 

 

 

———たしかに直腸ってすぐ病気になるらしいですね。座薬が一番効くって言いますし。

 

 

 

自分の黴菌か、誰か他の人に入れたのか、

 

もしくはカバンに入れっぱなしで雑菌がわいたのかもしれない。

 

 

———飼っている犬が「骨っこ」みたいにペロペロ舐めてるって話を聞いたことあります。

 

 

 

それ以来、絶対にアナルは攻めさせないようにしてます。

 

 

 

———まあ昔は、人間になる前はミミズとかナマコとか腸と口だけですもんね。

 

 

はぁ。。。

 

 

———あれに手足が付いて大脳が付いただけですから、僕らなんて。

 

 

そこですか?

 

 

———むしろチンコとか生殖器とかついてなくて、口とアナルだけがあったんです。

 

 

そうですね。

 

 

———アナルって言うか、マウスとアナルって言えばいいんですけど。口とアナルだけだったんですよ、僕らは。もともと。

 

 

そうですね。

 

 

 

〜第四回下試し(しもだめし)より〜

 

 

あとがき

 

人間にとって、生き物にとって「腸」が如何に重要か。

 

食べて繁殖するという基本的なプログラムを助けるために、

 

脳や手足を発達させた私たちが、いつの間にか目に見える部分、

 

感じる部分だけを意識して腸をおざなりにして生活をしている。

 

 

太古から続く命のバトン、遺伝子の大河物語。

 

それをアナルが教えてくれた、そんなプリミティブな良いシモがかった話でした。

 

 

 

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