今は昔。

バブル期の入れ喰い状態を語りき男の語(こと)。

 


 

大学生の頃、時代はバブルの絶頂期。

 

 

神戸は三宮にて声をかけらば、

 

ノリが良い関西系の観光客など、ほぼ確実の百戦錬磨なりき。

 

 

秘策ありて、

 

狙いの女性の前に行きて、唐突に腕立て伏せをやり、

 

 

「10回やりせば何処かへ行きませう」と。

 

 

そこから、

 

「今やったでしょ」

 

「この人通りの中で」

 

「この分、何とかしてください」

 

と情と勢いで訴えらば、確率はほぼ8割。

 

 

そこから先の打率もだいたい5割は軽し。

 

 

今思はば、道行く女性も明らかに誘はるるを待ちたりて、

 

ある程度は割り切りて飲みたりき。

 

 

バブルといふ世が世なりしかばかなと思ひけり。

 

 

第二回下試し(しもだめし)より〜

 

 

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