今は昔。

思春期に見つけた父のAVが「SM教室」だったことから、未だ性行為にネガティブな印象を持ち楽しめないと語る女の語(こと)。

 

参考:第六十話「お父さんの性癖が子供の発育に及ぼす影響 〜SM教室編〜」

 

 


 

 

———例えば旦那さんを想像してみてください。家に帰ったら旦那さんが誰かに縛られて、床に転がったまま「おかえり」って言ったらどうします?誰から縛られたの?ってなりませんか?

 

 

 

・・・なんで、私に縛らせてくれないの!ってなるかもしれません・・・。

 

 

 

———じゃあ、縛ってあげたらいいじゃないですか。

 

 

縄でですか?

 

 

———「ほら、もうあした仕事行けねえぞ」って。

 

 

(笑)

 

 

———ちなみに縛ってる時って、すっごい愛情溢れるらしいですよ。

 

 

ほんとですか。

 

 

———縛っているほうが。

 

 

私がですか。

 

 

———やってみて「これは違うな」と思うなり、「やっぱりこれだ」と思うなり、いろいろ試してみたら良いかと思います。

 

 

はぁ・・・

 

 

———例えば旦那さんと温泉行って、お互いの浴衣の帯とかね。ちょっと後ろ目に、冗談ぽくやってみるとか。

 

 

ちょっとキュとやってみようかな・・・。

 

 

———ただ縛ると言っても、ガチでやると命にかかわることがあるので。すごい簡単なとこから、とにかく拘束するっていうところからじゃないでしょうか。

 

 

へぇ・・・。

 

ちなみに他にはどういうことするんですか?

 

 

———目隠しして旅館の庭に放置してみるとか。もしくは拘束して攻めさせないようにして、こっちが一方的に攻めてみるとか。そしたら何かいい方向に行くかもしれない。

 

 

変われるかもしれないですね。

 

 

———もしかしたら旦那さんも今までにないぐらい脳からバァーとなんか出るかもしんないですよ。ドーパミンのような。

 

 

それはみてみたいですね。

 

 

———そうすると性行為自体が愉しくなるかもしれないです。普通から少し外れてみることで案外簡単に、うれしい、楽しい、大好きってなるかもしれません。

 

 

どこかで聞いたような・・・。

 

 

ーーーお父さんのAVを発見した時に本当は気がついていたのかもしれませんね。自分の性癖に。今の今まで蓋をしていただけで。

 

 

 

〜第四回下試し(しもだめし)より〜

 

あとがき

 

 

タブーという言葉は社会の上で、集団という単位で成り立つ言葉で、

 

個の単位から見たらタブーなんかは存在しないわけで。

 

 

自分の中に勝手にタブーを作ることは、

 

本当の自分を見つけることを無意識に邪魔している可能性があります。

 

 

自分の中のタブーを棚卸しして、タブーに注目して自分の輪を広げていく。

 

人間はもっと進化ができる。そう思える下がかった良いお話でした。

 

 

 

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