今は昔。
テンガ(TENGA)さえあれば言葉の声も乗り越えられる、外資系企業も楽勝だと語るグローバルエリートのお話。
当時、日系企業に長年勤めている閉塞感というか、もっと世界から見た日本の立ち位置や、将来を見てみたいなと思って。
英語が全く話せない状態で外資系企業に転職しました。
———ずいぶん思い切りましたね。
そしたら入社してすぐに、大きなグローバル会議があるから一人で中国行ってこいと。そしてプレゼンしてディスカッションしてこいと。
———まさに逆境。。。
試行錯誤の末、付け焼き刃の英語は役に立たないと諦めて、
テンガを数本持っていくことにしました。
———思考回路が理解できないですね。
それで会議の前に、
「初めまして、私は最近入社したものです。これは日本のお土産です。」みたいな感じでテンガ(TENGA)を渡して。
なんとなくジェスチャーで使い方を説明すると、みんな「Oohhh!」みたいな感じで喜んでくれて。
肝心の会議では私は「Yes」と「Exciting」 くらいしか言ってないんですけど、妙に印象だけは残ったみたいで。
———そりゃそうでしょうね。日本人どうなってんだって思われますよ。
後日、とある外国人が日本に来たとき、
「チームのみんなに、あれ(テンガ)を買って帰りたい」って言うわけです。
私は「分かった」とだけ言って、日本人のホスピタリティを見せつけてやろうと、
その人のボス用にはUSサイズの大きいテンガ(TENGA)を渡したんです。
これが日本のおもてなしだと。
———ベテランの仲居さんみたいな気遣いですね。
そしたらもうメチャクチャ喜んだみたいで、後日、本部があるシンガポールから、
「日本のイノベーションでプレイステーション2以来の衝撃だ」
ってメールがきました。
〜第五回下試し(しもだめし)より〜
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