今は昔。

高校生のとき、実家の居間にしかないビデオデッキでシコっていた時に起きた20世紀の典型的な悲劇のお話。


私の実家は、台所から玄関やトイレに通じる廊下が伸びていて、そしてその廊下沿いに居間があるんです。

で、居間にしかビデオデッキがなくて。

当時はチャンスさえあればパブロクの犬みたいに、親が外出した瞬間に居間でビデオを観ながら抜くっていう習性がついていて。

しまいにはパブロフの犬も行き過ぎて、

母親が台所にいる間にやろうと思ったんです。

でもトイレや玄関への導線に居間があるんで、ドアを閉めたら怪しいなと。

当時は大きなヘッドホンが流行っていて。それをテレビに刺してAVを見ながら、シコッていたわけです。

母親が台所にいるときに。

ーーーこわっ。

そしたら、ガチャっていう台所のドアを開ける音がして。

当時のイメージトレーニングとしては、

台所のドアが開いた瞬間に、リモコンでパッとNHKにチャンネルを変えて、変えている間にズボンをはいて、ヘッドホンのジャックを抜いて脇にやって、「飯まだ?」みたいな感じをイメージしてたんですけど、

その日は手元が狂って、

最初にヘッドホンを抜いちゃったんです。

ーーー(笑)

家中に嬌声がアーンアーンと響く中、パニくってヘッドフォンをつけたまま、リモコンも変えれずにシーマンみたいに頭からジャックを垂らして、ズボンも履けずにお尻を出したままバタバタもがいて。

ーーー(笑)

そして「ご飯よ」って言われました。

第一回下試し(しもだめし)より〜

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