今は昔。
スキー場での初めてのナプキン体験を語る男の話。
＊非常に痛い話ですので閲覧注意です。
学生の頃、新潟のスキー場に住み込みのバイトに行ってて。
その日は仕事終わりに一人でスノボで滑っていたんです。
で、スノーボードにビンディングってあるじゃないですか。
あの踵（かかと）を固定するプラスチックの先が少しとがった。
リフトに乗るときは、あれを倒して乗ってくださいってアナウンスが流れてるんです。
でも僕も調子に乗ってたんですね。
ビンディングを倒さずにリフトに乗って、降りる時は片足だけ固定して滑ってて、もう片足を前と後ろのビンディングの間に置いていたんです。
すると、足がスノボに積もった雪でツルんと滑って、
そのまま片足を固定されたままコークスクリューみたいに、
ビンディングでお尻とキンタマの間の尿道をグリグリグリグリって。
ーーーひー！
「ギャー」と悲鳴をあげて一人でバタバタしてたら、何か痛みがおさまったんです。
それでまあいいや、と思って。
なんかおしっこ漏れてるなー、と思いながら旅館まで滑って帰って。
旅館に着いて、トイレに行って。
かじかんでる手でごちゃごちゃしたスキーウェアからチンチンをようやくポロンと出して、おしっこしたら
血がダダダダダって。
しかも、あのあと30分ぐらい滑っちゃったからもう血じゃないんです。
血糊がぶるんぶるんぶるんって。
ウワー！て旅館の廊下をチ◯コ出して走り回って。
「医者呼んで！病院連れてって！」て言ってもみんな半笑いなんです。
「どうしたのー（笑）」みたいな。
それでようやく病院に連れて行ってもらったんですけど、
山奥の病院だからか皮膚科の先生しかいないって。
それで皮膚科でもなんでもいいから見てくれって言って。
先生に股を広げて、押されて「いたい？」って聞かれて、「痛いです」って答えて。
「これはどうしようもできないから、薬出しておくね」って言われて薬飲んで。
でも夜はどうしても血が出て寝れないんです。
パンツにくっつくし、ティッシュを貼ってあったら今度はティッシュがチンチンにくっついて。
それで住み込みで働いていたので、
夜中の2時くらいに女子の部屋にコンコンコンコンと、ちょっと起きてと。
それでナプキン頂戴て言ったら、
「使用前？後？」って言われて。
それで、「前」って言ったらこんなちっちゃいナプキンもらって。
全然パンツの芯をとらえなかったんです。
ーーーそれ、おりものシート（笑）。
何だこれと思って。
それから今は自然治癒でやってますけど、未だに尿漏れが激しいです。
ーーー後遺症があるんだ。
あります。
グレーのスーツとか履くと、必ずトイレから出たら丸いシミがついています。
でも、ちょっとわかりました女性の生理が。
重いものを持ったり車から降りようとしたら血がピュッと出るんです。
ーーー咳とかも？
はい。咳とか出たらピッと出ちゃう。
なるほどなと思いました。
〜第一回下試し（しもだめし）より〜
＊第一回下試しの生音声はこちらからお楽しみいただけます。
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