今は昔。

思春期に父親のエロ本を見つけたことによる、その後の心の成長の変化について語る男の話。


会社の後輩でB君っていう人がいたんですけど、彼が中学生の時に親父のエロ本を漁ってたらね、それが全部「投稿モノ」だったんですって。

投稿モノっていうのは、スワッピングとかして、それを自分で撮って送って載せてもらうっていう、かなりマニアックな部類で……。

———野外露出とか。

そうそう、そういうのをすっごいたくさん見つけたんで、「わあ、親父こんなの読んでるのか」とか思って。

それで、あるページにはクルーザーの上で何十人かが乱交しているというグラビア特集があって、その船の一番先頭で、

自分の親父がピースしてたっていう。

———ええっ!!!

それはもう、相当ショックだったらしいんですけど。

———それはショックですよね・・・

でも人間の運命ってやっぱり不思議なもので、そのB君が入った会社っていうのが、その本を出していた会社なんです。

———ええーっ!

で、そのB君はその時から性に目覚めちゃって。

B君はフェラチオっていうのにすごい興味を持っちゃって、すっごいフェラして欲しいんだけど誰もやってくんないから、

弟に、

———えっ・・・?

当時、弟は小学生だったんですけど、弟に頼み込んで

「おまえ、ちょっと兄ちゃんの咥えてくれ」

って。

で、「おまえが咥えてくれたら、おまえのも咥えてやるから」って、嫌がる弟を説得してよくシャブリっこしてたらしいんですよ。

———いやぁ・・

でも、だんだんなんか自分のを咥えてもらった後に、弟のを咥えるのが面倒くさくなってきたらしくって、

これ、いっぺんにやっちゃったらどうなんだろう?って。

———えっ?

まだ、シックスナインて言葉を知らない頃に、シックスナインをしてて。

全裸で布団の中でやってたら、おかんが「ガラッ」と開けて

「あなたたち、何やってんの!!」って言った、っていう話なんですけど。

———・・・。

お兄さんはその出版社に就職して、その弟の方は宅配便のトラックの運転手やってるらしいです。激太りして。

ーーーいやー、壮絶な人生なのか何なのか・・・全部クルーザーきっかけですもんね。

そうですね。

自分の父親とか母親のセックスを見るとか、エロ本見るとかっていうは、少なからずその後の性認識に影響を与えますよね。

———まー、でも悪いことなんではないんでしょうけど。

その後に例えば誰かと出会って恋愛したりして、「あ、お父さん汚いとあの時は思ったけど、人間として自然のことだったんだ」とか、そういう思えるきっかけとか、良い恋愛とかあったら変わるのかも知れないし。

———ただ良い出会いはあっても、クルーザーで乱交してるお父さんがピースしている写真に理解が追いつくかどうか。。。インパクトが・・。

強すぎますね。

———合成写真レベルですよ。

目線は入っていたらしいですけど、確実に親父だと分かったという。

———親父もよくそれ保管してましたよね。家に。

きっと愛読者だったんですよ。

———確かに。愛読者じゃないと応募できないですもんね。クルーザー。

そうですね。

———まあ、親父の愛読書の会社にちゃんと入れたので、親孝行ができたってことで。

どうなんでしょう。

〜第四回下試し(しもだめし)〜

この話を元にした漫画はこちらから!

【マンガ】父親の性癖が思春期の心に及ぼす影響〜クルーザー編〜

Pocket